B's Poetry

『寝耳に水の☆追悼ライブ@月面…♪セッションから始めよう…』The Saints go march in…♪♪♪
今も記憶に新しい すご〜く幸せだったあの3年目のムーンディグラから1ヶ月…待ちに待った月面ライブ当日の午前中


とても俄かには受け入れがたい突然の訃報に なすすべもなく外に出ると 俺は無力にただ茫然と立ち尽くし 晴天の空を見上げた


なぜこんなことが起きてしまうのか


やり場のない怒りが込み上げてきて やがて深い哀しみに包まれて 俺はまたすっかり途方に暮れてしまった


『無国籍料理*月』
月鱒こと野口 徹さん急逝 享年46才


まさか 俺の月面ライブ当日の朝に その愛しい人は 何の前触れもなく突然 あっけなく逝ってしまった


そりゃなぃぜ 月マス!


毎回店を訪れる度に あの満面の笑顔で両手を広げて迎えてくれた月鱒がいない 主人を失った空間には 彼の突然の死を悼んで集まった大勢の人達の深い哀しみが渦巻いていた


そして何も知らずにやってきたお客さん達にとっても 今日は思いもよらぬ哀しい日になってしまった


来月には豪華な船上での結婚披露宴を控えていて 昨年入籍したばかりの若い新妻の涙々の挨拶と新婚生活のエピソードの数々に誰もが涙をこらえることができなかった


月鱒は音楽と人をこよなく愛し いつも明るくてポジティブに前向きで 優しくて実に男儀のある 本当に素敵な奴だった


俺はまた掛け替えのない大切な存在を失ってしまったことに気付かされながら 彼の笑顔を思い出す度に 泣けて泣けて ど〜しょ〜もなく哀しかったが


月鱒はしめっぽい話しが嫌いだった


月鱒とはいつも 皆と一緒に人目もはばからずに大いに泣いて笑って踊って「お祭り騒ぎがしたい…」って話してきた


かつてのニューオーリンズのよ〜に夜毎 毎日がパーティーのよ〜なブルースな日々を祝福しながら…


そして空の向こうに いつかやがて旅立つ時がきたらお互いに「たくさんの音楽と笑顔に見送られたぃ…」なんて話したもんだ


月鱒はフォンクな精神と ブルースな生き様と ポジティブなセッションが大好きだった


♪セッションから始めよう… アイツの声が聞こえてきた


奇しくも超満員の観客を前に 実は指折り数えて待ち焦がれるほど大好きな月面のステージの上に 幸いなことに今宵も相棒のヤスと一緒なら鬼に金棒


月鱒への語り尽くせない想いと感謝を込めて


ただただグル〜ヴに身を任せて いつしかつまらぬ恐れや深い哀しみをもぅ思い出せなくなるくらい…Tシャツ3枚分 汗びっしょりになるまで俺は歌った 


月面の空間のあちらこちらに そしてステージのすぐ隣りに 何度も奴は笑顔で現われた 月鱒はきっと喜んでくれたに違いない


「バッチリですね!」「ハッピームーンディグラ♪」彼の声が聞こえてくる


真夜中にまで及んだセッションが終わる頃 俺はステージの上で本来の使命感を取り戻し 確信した

こんな言い方は不謹慎なのかもしれないが その空間にある気持ちは悲しいと言うよりは 間違いなく楽しくて力強い 月鱒への感謝と愛に溢れていて 俺は束の間やっと救われる思いがした



月マス 君に逢えて良かった
色々お世話になりました
今宵もまた最高のセッションだったよね!? 俺もヤスも上出来だったよね!? 今回も一生忘れられない夜になりました

それもこれも ありがとう

これからも俺達はこ〜して ワイワイガヤガヤ汗かきベソかき歩いて行くょ 再び君に巡り会えるその時まで ど〜かこの“House of Blues”に集う皆のことを見守っていてね

向こうにいるすごい方々にもちゃんとお願いしてね


君を想うとまた突然涙が溢れてきて 泣きそうになるけれど それだけじゃないんだ 君がくれた笑顔や愉快な思い出の数々… 顔中白塗りのブードゥーメイクにして羽で飾った帽子にビーズで着飾った君の姿まで思い出してしまった yeah,


月マスのバカタレ へんてこな思い出まで ありがとう それもこれも全部嬉しいぜ!


でも君の作ってくれた東洋一の絶品ガンボが食えないのは マジで悔しいぞ〜〜〜〜〜〜〜


お、再びまたセカンドラインが聞こえてきたょ…♪♪♪ oh yeah,




Thanks a lot and GOD bless you
22790683.jpg



2010年03月12日
一覧に戻る


[TOP]
[Blog]
[Live Information]  [Biography] [Colors Of Groove]  [JOINT ARTIST]  [Album(mp3)]  [B's Gallery]  [B's Poetry]  [mini photo album]  [Link]