B's Poetry

『*天国からのメッセージ*約束は今もつづいている…』(Be Happy & Be Positive!)
いつの間にか、時は静かに過ぎ去る…
そして、月日は永久に移り変わるが…

今はあえて、過去を振り返らず、今日1日を精一杯自分らしく過ごしながら、ささやかな希望を胸に、未来を夢見て生きたいとは思うものの、、忘れられない思い出と共に…ふと心に浮かぶその笑顔…

2月1日は忘れもしない、大切な恩人の神成朋子さん(享年50才)の命日で…、七回忌だった。

もはや生前に受けた沢山のご恩を返す術もないが、あれから毎年かかさず、ご仏前に供える為のお供物だけは送り続けている。

その人は最後まで、時には厳しい大先輩であり、実の姉のよ〜な存在であると同時に掛替えのない親友のよ〜な…実に稀な存在でありつづけてくれた。

彼女はある日久しぶりに電話をくれると「ありがとう」と別れの言葉を繰り返し、「自分の為に(葬儀では)、親友として、姉弟として、大好きな歌手として…歌ってね…」と、古い約束を必ず果たすよ〜にと、何度も念を押されたことを思い出す。
自分の耳を疑った突然の訃報が届いたのは、その僅か3日後のことだった。。

最後の約束を果たす葬儀の前日も、耐え難い哀しみを胸の奥に閉じ込めて、いつもと変わらぬよ〜に俺はライブで歌っていた。
チルヘイズという若いバンドの要望に応えての、初共演の夜の音源が今でも残っているが、、いつにも増して明るい自分の歌声の向こうにある、深い哀しみが切なくて…それは、熱くてとても力強い。。

勿論、その翌日には朝イチの飛行機に飛び乗って、"約束"を果たしたことは言うまでもない。。

七回忌…命日の夜中に、何度も故人の笑顔が心に浮かんで、彼女のことを強く想った。
そして…、いつの日からか、もう何年も前から財布の中に忍ばせている古い古い手紙の存在を思い出して驚いた。。

上京した翌年、1983年に貰ったその手紙には…
(中略)「努力、根性、ツキが、明日の和彦を築きあげるでしょう。しかしながら、誠実、真心、信念、この3つを忘れてはいけません。いいですか! 30才になった時の和彦が楽しみです。いい男になってね。自重自愛を。 そして、ご両親を大切に…。 R&B will be forever!和彦も…。 かんなり ともこ」と、書かれてある。。

…これは俺のお守りだ。
今更ながら、、永久に変わることのない故人の強い愛の力を思い知らされ、天国からのメッセージに心が震えた。。

たとえどんなに遠く離れていても、時空を超えて人はその存在を愛しく身近に感じることができる時、きっといっぱいの愛に包まれる。そして、その笑顔に励まされ、きっとその意味に気づくに違いない。
自分の心を照らす、一筋の光のよ〜な存在に気づいて!
、、天国からのメッセージが心に沁みる。。。

いつの間にか、30才はとっくに過ぎてしまったが、、俺は今でも歌いつづけている。
そして感じる、"あの約束"は今でも続いているのかもしれないと…。。

時は愛しく狂おしく、時に哀しく懐かしく、時には切なくやるせなく…、そして静かに過ぎていく…。


次の瞬間には、一体どんなメッセージが届くのかな…、誰もがその笑顔をきっと思い出す時がくる。。

2009年02月04日
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