B's Poetry

in the midnight hour…
…今だに兄貴も母も、事あるごとに俺に言う「お前は父親にそっくり…、だから心配なんだ」って…。陽気で短気、優しいけど厳しい、楽天家だけど執念深い、…喜怒哀楽の激しさは変わらない。(苦笑)父親譲りのこの気性を今だにいつも憂いて、、誕生日とか母の日なんかのラブコールにも、電話で話す度に相変わらずお決まりの忠告「くれぐれもキレないよ〜にね!」と。「キレてないスよ!」声色(こわいろ)を使う俺に、電話の向こうで呆れながら微笑んでくれる。 今では年に1度会えるかど〜かの兄貴も、久しぶりに酒を酌み交わし昔話に花を咲かせる度に、決まって言う「お前は親父そっくりだ」とか「お前は日本一のマザコンだよな」と、、「だよな!?」と言われても…。(笑)ガキの頃…♪バカ、カバ、チンドンヤ…まではOKだが、♪お前の母さんデベソ〜は絶対に我慢ならん!俺の事はともかく、母親の事をバカにしたら許さんぞって、ボッコボコにした(笑)それが他の誰かに対する軽口だろうが…友人たちにもその部分のフレーズは徹底的にタブーでゴハット!?=許さなかった。「他人(ひと)をナメたら(馬鹿にしたら
)
タダにしておかねド(承知しないぞ)
つまり、タダでは済まないぞ!という事を、父親は繰り返し、しつこいくらい徹底的に、幼い俺に言い聞かせたものだ…。。。おっと、話しがそれたが、とにかく俺は、母親を心の底から尊敬し、愛している。ちょっと意地悪な時の…兄貴の解釈はまだまだアマイ「日本一のマザコン!?」どころか、ど〜せ言うなら「世界一の…」と言ってくれ!俺も息子のアート同様、母親を好きでたまらない。…それでも何度、その母を悲しませたことか…。(反省)
確かに、兄貴が毎度毎度、微妙なしかめっ面して言うよ〜に、正直言って親父と俺は似た者同士。おっしゃる通り、…性格なんてもう、クリソツだと、今なら認めざるおえない(苦笑)だからなおさら、親父とは、よく事あるごとに衝突もした。剣道と柔道の達人(自称!?)で、実際に、真夏の海水浴場@砂浜の町内相撲大会でも、毎年敵なしの強さを見せる父親の姿が…幼心にも誇らしかった。 良くも悪くも、しごく自然に、俺はその親父の影響をまともに受けて育った訳で…。 気性も生き写しの父と息子…。俺たちは互いを心から愛し、いつでもそれぞれを心底心配していながらも、心待ちにしていた たまさかの再会を果たす度に、つまらぬ事で喧嘩もした。そしてまた…別れる度に涙した。 情けない話しだが、俺たちは 親父が亡くなる前の年でさえ、帰省中の実家(母親の目の前)で取っ組み合いの喧嘩をした。 それが悲しくて情けなくて切なくて、、挙句の果てにはすっかり落ち込んでる俺に、ニャッと笑い、肘で小突ながら親父は言ってくれた「和彦、喧嘩するほど仲(が)い〜んだデ!」って、
何度も何度も…。その時の父親の気持ち、表情もその姿も…、互いの心…ありのままの2人の関係とその思いの全て、、その時の光景が…
今でも幾度も鮮明に甦る。 近頃また頻繁に、夢に現れてはニャッと笑いながら言ってくれる「和彦、喧嘩するほど仲い〜んだデ!」って、その一言が有り難い。 その度に、いっぱいになるこの胸に、今も焼き付いて忘れられない "亡き父のその声"に救われる。ありがとう。 そして、今だに俺は励まされる。 親父は実に熱い人だった……まだまだ、母にはず〜っとずっと、元気でいて欲しい……You're always on my mind…I love you,Thank you!
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