B's Poetry

“インディアン日記”----------(1)
Big Chief said Life is the Carnival.



ジャズ発祥の地、ルイジアナ州ニューオーリンズを象徴する、

ブラスバンド、セカンドライン、シンコペーション、
そしてマルディグラ・インディアン…。

ご存じ、泣く子も踊る、(マツも踊る!)
大酋長ボー・ドリスとワイルド・マグノリアスがやって来た。
(Over30years still wild,the Wild Magnolias!)
http://www.wildmagnolias.net

キャ〜っ、師匠 June山岸(潤史)もやって来た。

ミラクル(赤坂)に集まると、今だに語りぐさになる5月の衝撃的な“FUNK体験”
渋谷クワトロでのパパグロウズ・ファンク公演以来、今年2度目の凱旋=来日!?を果たした。


Mr,スーパーポジティヴモンスター、
山岸潤史が…師匠がまた帰ってくる。
しかも“My Big Chief”Bo Dollis達と一緒に…。


日程が近付くにつれて、俺も相棒のマツ(松川純一郎=ギターハリケーン)もなんだかそわそわ落ち着かない。
俺たちを誰よりも知っている師匠が、帰ってくる。
そわそわドキドキ…ナンデやねん、待ち遠しくてたまらない。

世界に名高い音楽の街ニューオーリンズ。
昨年地元の“Off Beat Award”で、
年間最優秀ギタリストに選ばれた日本人の偉業を、
この国のメディアはほとんど伝える術もない。
近代音楽の歴史において、ジャズがいかに重要であり、
ニューオーリンズという街がどれほど特別な場所で、
そこでNo1のギタリストの栄光を受賞する事の奇跡と感動を…
同盟国の国民たちは、ほとんど何も知らない、どころか気にもしない…。

この国に残されて?ブルースやR&Bをやり続ける…
それだけで 心底疲れ果てて生きている(苦笑)。
それでも死んでもやめられまへ〜ん、その訳を、
誰よりも身をもって理解し、そして教えてくれる、
俺たちの師匠、スーパースターがやって来るんだ!


初日のモーションブルー横浜。
インディアン初体験、チルヘイズの真路も誘い、
マツと一緒に、やっぱり待ちきれずに駆け付けた。

大酋長や部族の仲間たち!?と感動的な再会を果たし、
開演ぎりぎりまで楽屋で大爆笑で盛り上がり会場へ。
最前列下手のテーブルに友人のアミ&タメを見つけて相席すると間もなく、
ギーチー・ジョンソンのバスドラが独特のシンコペーションを叩きだす。
下っ腹にずっしり効いてくるボデイブロウを味わって、
セカンドラインに身を任せていると、
そのうち眠っていた天然の元気が沸いてくる…。
突然、シャウトしたくてたまらない、、
ナンデこんな体質なん?
知らん、I don't care about that!(smile)

Juneのギターのカッティング、吉弘のキーボード…
インディアンの羽飾りが揺れタンバリンがシェイクする。
ビーズやピースパイプが頭上を飛び交い、それを奪い合う観客たち。
そしてきわめつけはボー・ドリスのシャウトとスクリーム!

気がつくとカブリツキのスピーカーに突き刺さり、
長い髪を振り乱し、まるで歌舞伎の獅子舞!?の如く踊るマツの姿。
yeah,こんな相棒見たことない。

その時既に、俺たちはルイジアナ・サンダーストームの中に、
巻き込まれていたに違いない。

そして次の瞬間、師匠の合図に引き寄せられて歌い、ギターを渡されたマツと一緒にステージの上で乱舞した。
客席なんて向いてる場合じゃない!
目の前のギーチーのリズムに酔い痴れて、
俺たちは満面の笑みを取り戻した。

同じステージの上、すぐ目の前でビッグチーフの背中が歌っていた。

♪Life is the Carnival!

♪人生はカーニバル!


yeah,------------------------つづく
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